●「J-スカイ」が「ボーダフォンライブ!」に メールアドレスも変更に
 J-フォンは7月15日、携帯電話向けインターネットサービス「J-スカイ」ブランドを、10月1日付けで「ボーダフォンライブ!」に変更すると発表した。英Vodafoneグループが世界各国で展開しているサービスブランド名に統一する。メールアドレスのドメイン名も11月中旬から変更する。
 メールアドレスドメインは、現在の「jp-X.ne.jp」(Xは6種類のアルファベット)を、「X.vodafone.ne.jp」に変更する。例えば関東・甲信地域のユーザーのメールアドレスは、「xxx@jp-t.ne.jp」から「xxx@t.vodafone.ne.jp」に変わる。

 またメールアドレス変更日と同時に、携帯電話番号を使ったメールアドレスを廃止する。迷惑メールの防止が目的。現在、携帯電話番号のみのメールアドレスを利用しているユーザーには、ランダムな英数字を組み合わせた新アドレスを廃止時期までにスカイメールで送信する。アドレスはユーザーが変更できる。

 併用期間は各地域とも廃止時期から約1カ月まで。オリジナルアドレスと携帯電話番号アドレスの併用受信設定も廃止する。
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正直言って、企業の都合で加入者が振り回されるという感じだ。Vodfoneブランドの統一を進めているのだろうが、それ企業の要望である。メールアドレスが「jp-t.ne.jp」から「t.vodafone.ne.jp」に変わるだけでも、メールアドレスが5桁以上長くなる。携帯電話使用者の4分の1前後、J-PHONEユーザーがいる。それが変わるということはその何倍ものアドレス帳の変更が必要ということである。これを行うことでVodafoneはユーザーに何をもたらしたいのだろうか。
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●米ヤフー、検索広告のオーバーチュアを買収
 【シリコンバレー=小柳建彦】インターネット・ポータル(玄関)最大手の米ヤフーは14日、広告用ネット検索サービス大手のオーバーチュア・サービシズを約16億ドル(約1900億円)で買収すると発表した。ネット検索が新たな広告媒体として急成長するなか、検索最大手のグーグル(カリフォルニア州)の独走に待ったをかけるのが狙い。
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最近、連日国内のポータルサイトの記事を取り上げてきたが、業界大手ヤフージャパンの親元、米ヤフーも戦略に手を緩めていない。今まで、ネットサーファーを集める無料のキラーコンテンツの一つだった検索エンジンが利益を生む仕組みへと変わり出している。
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●DDIポケットとNTTコム、通信サービス連携で合意
 DDIポケットとNTTコミュニケーションズ(NTTコム)は通信サービスの連携で合意した。両社はそれぞれPHSと無線LAN(構内情報通信網)の最大手。全国で幅広く使えるポケットのPHSと、ブロードバンド(高速大容量)通信が可能なNTTコムの無線LANは相互補完関係にあり、連携することで加入者の利便性を高めて顧客開拓を狙う。
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現在、PHS、無線LANのホットスポットサービスどちらも思ったより元気がない。それぞれがお互いにない能力を持っており、メリット、デメリットを補完する関係となりうる。おもしろい展開になりそうな気配だ。
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●ドコモ、固定電話発携帯電話の料金値下げへ
 総務省が固定電話から携帯電話に発信する際の料金設定権を固定電話会社にも認めたのを受け、NTTドコモは14日、新たに設定される利用料金のうち、ドコモの取り分を約10円引き下げて3分当たり50円にすると発表した。来春をメドに適用を始める予定。

●ICタグ、2大陣営共用の読み書き端末開発へ
 日本企業系と欧米企業系の2グループに分かれて規格化が進んでいる「ICタグ(荷札)」の標準化問題に対応し、どちらのタグでも情報を読み書きできる共用端末の開発計画が動き出す。通信総合研究所と2グループが共同で、来年度をめどに端末を試作する。タグの利用者が両規格の選択で混乱するのを回避するため、両グループも歩調を合わせる。

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