NECエンジニアリング(東京・港、野口俊武社長)は無線LAN(構内情報通信網)に対応可能な非接触ICカードリーダ/ライタを開発、販売を開始した。無線LAN環境が構築したエリア内ではどこでも自由に設置できるほか、移動させることも可能とした。

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 次世代インフラとして、期待されているICカードが有力な技術が開発された。
 まず、非接触型ICカードというのは、JR東日本が提供している「スイカ」のようなものである。カードに埋め込まれた無線タグ(ICチップ)を改札口などのリーダに読み込ませることによってスムーズに情報をやりとりできるという次世代インフラである。
 今回のICカードリーダの無線LAN対応というのは、リーダを固定しなくてよいということである(当たり前ですが(--:))。
 実はこれがこの大きな飛躍になる可能性がある。この無線タグの使い道として、チケットに埋めるというケースがある。コンサートやスポーツなどのチケットである。導入が簡単そうに思えるが(ニーズは確実に大きい)問題がある。コンサートなどが行える場所であっても、すべて無線タグを利用したイベントばかりではないため、無線タグを使用したチケットをイベントのみリーダを用意しなければいけない。つまり、改札口のように常設できないのだ。
 この無線LAN対応リーダによって、非接触型ICカードや無線タグの可能性が一段と広がることだろう。
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