電子財布
2003年3月25日【NTT、携帯電話やICカードを電子財布にする技術を開発】
NTTは24日、携帯電話やICカードを電子的な財布として利用するための基盤技術を開発したと発表した。非接触型ICカードや携帯電話を使ったチケット予約・決済システムなどの土台となる。実証実験などの後に実用化を急ぐ。
開発したのは「電子価値流通プラットフォーム」と呼ぶ技術。各種チケットやポイントカード、会員券など様々な価値をデジタル化して登録し、予約・購入する。携帯電話や非接触型ICカードにデータを組み込んで使うことによって、現金などを持ち歩かなくても携帯電話やカードを所持していれば、チケットを予約したり商品を購入したりできる。
【グローリー工業、携帯電話を使った自販機決済事業に参入】
グローリー工業は携帯電話を使った決済事業に参入する。KDDIなどが実施するクレジットカード機能を搭載した携帯電話の実証実験「Kei―Credit(ケイクレジット)」に参加し、4月1日に同実験に対応したプリペイドカード自動販売機を都内に設置。実証実験で実用性などを検証した後、将来は他の自販機などにも応用する考えだ。
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本日、小額の電子決済のニュースが2つもあった。お金を持ち歩かず、カードや携帯電話をかざすだけでよい時代がもうすぐきそうだ。
財布が電子化することは、他にもいろいろな利便性を与えてくれる。キャッシュカードなどはもとより、会員カードやポイントカードを内包することができる。またそれらをより高機能にさせることも可能だ。もちろん、インターネットショッピングはより行いやすくなるだろう。
さらに、これは消費者の利便性があがるだけではない。企業からは、誰が(どのような人が)その商品を買ったのかという消費者の消費行動がより明確に把握することができる。これによって、より細かなマーケティングを行うことができる。Webサイトで自分用にカスタマイズできるページはご存知だろうか。あのようなことが現実社会で行うことが容易になるのだ。具体的にいうと、あなたが銀行に入り、窓口に立つと、銀行員のほうが「○○さん、いらっしゃいませ」と出迎えてくれるという感じだ。(この例の利点はあまり感じられないが、わかりやすい例を作っただけです)
しかし、問題点がないわけではない。個々の消費活動がわかるということは、個人情報保護の問題が出てくる。また、もっと身近な問題として「携帯電話は落としやすい」という問題がある。電車の落し物ランキングでかなりの上位に携帯電話があるらしい。そんなものに財布をつける危険性はご理解いただけるだろう。
まだまだ考慮すべき点はあるが、少なくとも技術レベル的には十分可能な領域に入り、そう遠くないうちに少し前まで近未来的なイメージでしかなかった電子決済が実現しそうだというのは、わくわくしてきませんか?
□ホームページ□http://mada.fc2web.com/□□□
NTTは24日、携帯電話やICカードを電子的な財布として利用するための基盤技術を開発したと発表した。非接触型ICカードや携帯電話を使ったチケット予約・決済システムなどの土台となる。実証実験などの後に実用化を急ぐ。
開発したのは「電子価値流通プラットフォーム」と呼ぶ技術。各種チケットやポイントカード、会員券など様々な価値をデジタル化して登録し、予約・購入する。携帯電話や非接触型ICカードにデータを組み込んで使うことによって、現金などを持ち歩かなくても携帯電話やカードを所持していれば、チケットを予約したり商品を購入したりできる。
【グローリー工業、携帯電話を使った自販機決済事業に参入】
グローリー工業は携帯電話を使った決済事業に参入する。KDDIなどが実施するクレジットカード機能を搭載した携帯電話の実証実験「Kei―Credit(ケイクレジット)」に参加し、4月1日に同実験に対応したプリペイドカード自動販売機を都内に設置。実証実験で実用性などを検証した後、将来は他の自販機などにも応用する考えだ。
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本日、小額の電子決済のニュースが2つもあった。お金を持ち歩かず、カードや携帯電話をかざすだけでよい時代がもうすぐきそうだ。
財布が電子化することは、他にもいろいろな利便性を与えてくれる。キャッシュカードなどはもとより、会員カードやポイントカードを内包することができる。またそれらをより高機能にさせることも可能だ。もちろん、インターネットショッピングはより行いやすくなるだろう。
さらに、これは消費者の利便性があがるだけではない。企業からは、誰が(どのような人が)その商品を買ったのかという消費者の消費行動がより明確に把握することができる。これによって、より細かなマーケティングを行うことができる。Webサイトで自分用にカスタマイズできるページはご存知だろうか。あのようなことが現実社会で行うことが容易になるのだ。具体的にいうと、あなたが銀行に入り、窓口に立つと、銀行員のほうが「○○さん、いらっしゃいませ」と出迎えてくれるという感じだ。(この例の利点はあまり感じられないが、わかりやすい例を作っただけです)
しかし、問題点がないわけではない。個々の消費活動がわかるということは、個人情報保護の問題が出てくる。また、もっと身近な問題として「携帯電話は落としやすい」という問題がある。電車の落し物ランキングでかなりの上位に携帯電話があるらしい。そんなものに財布をつける危険性はご理解いただけるだろう。
まだまだ考慮すべき点はあるが、少なくとも技術レベル的には十分可能な領域に入り、そう遠くないうちに少し前まで近未来的なイメージでしかなかった電子決済が実現しそうだというのは、わくわくしてきませんか?
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