NTT、ブロードバンド事業統合――4社出資で新会社

　NTTはグループのブロードバンド（高速大容量）通信分野のサービス事業を統合する方針を固めた。持ち株会社を含む主要4社が共同出資で新会社を年内にも設立、同分野の新サービスの開発・提供にあたる。1999年の分離・分割後に急速に進んだ通信技術の進歩が現在の枠組みを超える対応を迫った形で、NTTグループの新たな再編論議に発展しそうだ。

□□□comment□□□□□□□□□□□□□□
　NTTグループが複雑なことをしている。NTTを分解し、持ち株会社としておきながら、傘下の各社と共同出資して新会社を設立ということだ。それなら、分解する意味ないやん＼(￣口￣ )と関西人としてはツッコミたくなる感じである。
　この矛盾は先にNTTを分解するという時点から間違っているという考え方もできる。時代の潮流として、アメリカでは、NTTにあたる通信大手が一度独占禁止法関係で分解され、通信業界の競争が激しくなり、現在では世界的競争力をつけるため、その分解された通信会社が統合するという流れがある。アメリカでは、世界視野になっているのに、日本では今ごろ分解？ということである。
　NTTの分解により、業界に正しい競争が起っているならいいが、そうとは思えない。ただ苦しくなった巨像が再度利権を握りしめるために再結集するようなことだけは避けなければならない。
□ホームページ□http://mada.fc2web.com/□□□