●米マクロメディア、動画閲覧ソフト提供――NTTドコモ「iモード」向け
2003年2月24日●米マクロメディア、動画閲覧ソフト提供――NTTドコモ「iモード」向け他注目した記事
1.若者の携帯電話利用、「通話よりメール」主流
2.イーディーコントライブ、仮想電話番号サービス
●米マクロメディア、動画閲覧ソフト提供――NTTドコモ「iモード」向け
【シリコンバレー=小柳建彦】マルチメディア関連ソフト大手の米マクロメディアは23日、日本の携帯電話インターネット接続サービスである「iモード」向け動画活用サービスをNTTドコモと共同で提供していくことで合意したと発表した。 動画を含んだウェブ上の情報をiモード端末で簡単に閲覧できるようにする。パソコンでウェブを見る際にすでに一般的になっている動画入りウェブページが、iモードにも普及しそうだ。
マクロメディアが提供するのは「フラッシュ」と呼ばれるソフトウエア。すでにネットにつながったパソコンの9割以上に搭載されている。このソフトを使うと、ウェブページの中に動画や音声を織り込むことができる。今年日本で発売する「505i」型iモード端末にはあらかじめマクロメディアのソフトが埋め込まれる。
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これまで携帯電話のWeb機能はHTMLが限界だったが、これにより動きのある携帯電話専用Webサイトが構築できるようになり、Webpageのデザインにも幅が広がり、頭打ちとなっているキャリアの業績回復のポイントになればと思う。
しかし、懸念する点もある。
パソコンにおいては、動画を軽く、容易に作成できるとあって「フラッシュ」の導入率は高いが、携帯電話において必ずしもそうとは言えない。一番の懸念点は料金である。いくら動画をデータサイズを小さく作れると言っても、普通のHTMLサイトに比べればデータサイズは大きい。必然的に携帯電話使用料が高くなってしまう。キャリアにとってはそれが狙いなのだろうが、そこまでの料金を払ってまでの効果があるか疑問である。料金が異常に膨れ上がり、逆に利用料が減らないかが心配である。
【注目記事】
1.若者の携帯電話利用、「通話よりメール」主流
インターネットを利用した調査会社のイプシ・マーケティング研究所(東京・港、野原佐和子社長)は、ネット接続機能付き携帯電話に関するユーザー調査結果をまとめた。若い世代では「メール」の利用頻度が「通話」を大きく上回り、またカメラ機能を日常生活におけるメモとして活用している実態がわかった。
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先日取り上げた「カメラ機能を日常生活におけるメモとして活用している」という実態が研究所の調査で取り上げられていたので、掲載した。やはり、カメラをこのように使う風潮は広がりつつあるようだ。携帯電話にカメラがついてこそ使い方だ。今後に期待したい。
2.イーディーコントライブ、仮想電話番号サービス
通信・メディア技術のイーディーコントライブは、IP電話技術を使った仮想電話番号サービスを始めた。利用者は同社のサイトで入手するIP電話用の特殊な電話番号を使うことで、本来の電話番号を知らせずに、ネット上で知り合った人たちと音声通話で交流できるようになる。
サービス名は「コペルフォン仮想番号サービス」。専用サイト(http://www.coperphone.jp)で自分の携帯電話などの番号を登録する。IP電話の利用者が仮想電話番号に電話すると、携帯電話などに転送される仕組み。年齢制限や通話記録管理などで安全に運用する。初年度50万人の登録を見込む。
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電話、特に携帯電話において、キャリアをこえた電話番号を使いたいというニーズは高かった。3Gにおいては、それを可能にする仕様のようだが、それはキャリアの垣根を低くしてしまい、キャリアにとっては乗り換えが促進しかねなく懸念材料だ。本サービスを利用すれば、キャリアのサービスを待たずともそれが可能だ。IP電話時代において、これまでなかったサービスが次々と出てきそうだ。若干利用料金が高い気がするが、これからに期待したい。
1.若者の携帯電話利用、「通話よりメール」主流
2.イーディーコントライブ、仮想電話番号サービス
●米マクロメディア、動画閲覧ソフト提供――NTTドコモ「iモード」向け
【シリコンバレー=小柳建彦】マルチメディア関連ソフト大手の米マクロメディアは23日、日本の携帯電話インターネット接続サービスである「iモード」向け動画活用サービスをNTTドコモと共同で提供していくことで合意したと発表した。 動画を含んだウェブ上の情報をiモード端末で簡単に閲覧できるようにする。パソコンでウェブを見る際にすでに一般的になっている動画入りウェブページが、iモードにも普及しそうだ。
マクロメディアが提供するのは「フラッシュ」と呼ばれるソフトウエア。すでにネットにつながったパソコンの9割以上に搭載されている。このソフトを使うと、ウェブページの中に動画や音声を織り込むことができる。今年日本で発売する「505i」型iモード端末にはあらかじめマクロメディアのソフトが埋め込まれる。
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これまで携帯電話のWeb機能はHTMLが限界だったが、これにより動きのある携帯電話専用Webサイトが構築できるようになり、Webpageのデザインにも幅が広がり、頭打ちとなっているキャリアの業績回復のポイントになればと思う。
しかし、懸念する点もある。
パソコンにおいては、動画を軽く、容易に作成できるとあって「フラッシュ」の導入率は高いが、携帯電話において必ずしもそうとは言えない。一番の懸念点は料金である。いくら動画をデータサイズを小さく作れると言っても、普通のHTMLサイトに比べればデータサイズは大きい。必然的に携帯電話使用料が高くなってしまう。キャリアにとってはそれが狙いなのだろうが、そこまでの料金を払ってまでの効果があるか疑問である。料金が異常に膨れ上がり、逆に利用料が減らないかが心配である。
【注目記事】
1.若者の携帯電話利用、「通話よりメール」主流
インターネットを利用した調査会社のイプシ・マーケティング研究所(東京・港、野原佐和子社長)は、ネット接続機能付き携帯電話に関するユーザー調査結果をまとめた。若い世代では「メール」の利用頻度が「通話」を大きく上回り、またカメラ機能を日常生活におけるメモとして活用している実態がわかった。
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先日取り上げた「カメラ機能を日常生活におけるメモとして活用している」という実態が研究所の調査で取り上げられていたので、掲載した。やはり、カメラをこのように使う風潮は広がりつつあるようだ。携帯電話にカメラがついてこそ使い方だ。今後に期待したい。
2.イーディーコントライブ、仮想電話番号サービス
通信・メディア技術のイーディーコントライブは、IP電話技術を使った仮想電話番号サービスを始めた。利用者は同社のサイトで入手するIP電話用の特殊な電話番号を使うことで、本来の電話番号を知らせずに、ネット上で知り合った人たちと音声通話で交流できるようになる。
サービス名は「コペルフォン仮想番号サービス」。専用サイト(http://www.coperphone.jp)で自分の携帯電話などの番号を登録する。IP電話の利用者が仮想電話番号に電話すると、携帯電話などに転送される仕組み。年齢制限や通話記録管理などで安全に運用する。初年度50万人の登録を見込む。
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電話、特に携帯電話において、キャリアをこえた電話番号を使いたいというニーズは高かった。3Gにおいては、それを可能にする仕様のようだが、それはキャリアの垣根を低くしてしまい、キャリアにとっては乗り換えが促進しかねなく懸念材料だ。本サービスを利用すれば、キャリアのサービスを待たずともそれが可能だ。IP電話時代において、これまでなかったサービスが次々と出てきそうだ。若干利用料金が高い気がするが、これからに期待したい。
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