日本テレコムとJR東日本は18日、昨年11月で一時終了していた無線LAN(構内情報通信網)の試験サービスを20日 から再開すると発表した。新たにNTTグループ4社と回線を接続、無線LANサービスを相互に利用できるようにして利便 性も高める。
都内主要駅のほか、仙台駅や札幌駅のホームなど計25箇所で、無線を使った高速ネット接続サービスを提供する。 ニフティ(東京・品川)などネット接続事業者9社の会員が対象。パソコンとPCカードを用意すれば無料で利用できる。
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)などNTT系4社のサービスとも今春をめどに相互乗り入れする。利用者はNTTコム などがアンテナを設置している場所でもサービスを利用できる。

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 一次期競うかのように導入を試みられていた無線LANのニュースが久々に見た。ユキビタス社会を目指すにあたって、無線の高速ネット接続は重要な技術だ。しかし、「認証」、「料金の分配」、「セキュリティー確保」など技術的な課題が多い。
先行しているアメリカでも既存サービス(喫茶店など)に対する付加価値向上のために無料で行っていたところが多かったが、現在は有料化したビジネスモデルが中心である。ITバブル時に流行った広告などによる無料のビジネスモデルは無料接続サービスのLiveDoorが会社更生法を申請したことからわかるようにまだまだ課題は多い。
日本の無線の高速ネット接続は無料サービスがほとんどである(すべてかもしれない)。このままそのビジネスモデルで成功すればよいのだが、本格的な展開が見られるのは有料サービスが始まってからのように思える。

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