今日の日記

2002年10月15日
サンのLinuxデスクトップの真の狙いは?
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0210/10/op01.html

特にサンに関してではないが、Linuxデスクトップが盛んである。

オープンソース版のStarOfficeやOpenOffice、Mozilaなど、基本的なソフトウェアはFreeで入手可能で、プリインストールしてあれば、インストールが難しいと言われているOpenOfficeでも問題なく使えるだろう。

一昔前に大学の私の学部で入学時に必須で買わされていたパソコンが推奨に変わり、新入生がiMacを買ったというのを聞いて驚いたことがある。
もちろん、学校のパソコン環境はWindowsである。(正確には、その1,2年前にWindowsになったというのが正しいのだが)

iMacのデザイン性はパソコンの世界を越えデザインという広い世界で革新的な変化を与えた。
パソコンが普及してきて、パソコンベンダーの売上伸び率が止まり、または下降しつつあると言われる昨今、インターネットサーフィンとメールしかしないというユーザはかなりの人数になるはずだ。
さらに今ではオフィスソフトまでFreeで手に入る。これらをプリインストールした破格のLinuxマシンはただいなニーズがあるように思える。
懸念材料と言えば、圧倒的なWindowsソフトの量と書籍の量の多さであろう。初心者にとってこれは大きなネックとなると思われる。(オンラインソフトの拡大によって、ブラウザ上で使えるsoftが増えているので、緩和傾向にあるとも言える。

逆に、オフィスでのマシンの使用を考えればどうだろう。
オフィスでの使用となれば、上記のオフィスソフト、ブラウザ、メーラーの使用がほとんどである。開発側に行けば、WindowsよりUNIXマシンのほうが好都合なことも多い。
逆にゲームなどSoftを使えないほうがいい。
条件はそろっているように見えるが、オフィス使用の懸念材料はマシンでもSoftでもなく、ファイルの互換性だろう。
A社でつくったワープロファイルをB社で開けないというのは大きな問題である。
OpenOfficeなどオープンソースのオフィスSoftの参考書が本屋にならぶほど大きな勢いを持ち始めたが、それをオフィスに導入するという動きはあまり見られない。

これらのように、各場面において、条件はそろいつつあるが、数少ないネックがその勢いを消しているようだ。
その結果がこのサイトに書いてあるように、メジャーなPCベンダーが手を出していないという結果にある。
iMacのような勢いと今のPC動向があれば、Linuxマシンの革新的な普及があるのではないかと考えられる。
そのときのPCの世界は一段とドライブしているように私は思う。

(注:別に私はアンチマイクロソフトというわけではない)

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